本場中華の南北名菜店「長城飯店」に行ってきた
場所はJR町田駅から徒歩15分(東京都町田市金森11-436)
駅からちょっと離れた距離にあるが、お店の裏には駐車場が完備されていた。
店内は4人掛けテーブル席のみ。壁一面にメニューが貼ってある。
卓上にも一応メニュー表はあるが、主には壁メニューとなる。
ただ左右で微妙にメニューの内容が違うんだよね。方や一品メニュー、方や定食メニューって感じ。
長城飯店のメニュー
店の入口と店内の黒板に特別サービスランチの表記。その他にも定食やサービスセット、更には12品の中から好きな2種類が選べる定食メニューあり。とにかくメニューの種類が豊富で目移りしてしまう。
ちなみに名物は「超特大かた焼きそば」とのこと。いわゆるデカ盛りメニュー。
注文したのは「黒酢豚+レバニラ炒め定食(1,050円)」
チョコレートを溶かしたような色とトロミが凄い黒酢豚。独特な香りとコク深さ、後追いで柔らかな酸味が口の中に広がってくるもの。もしかしたら黒酢ではなく鎮江香醋を使っているのかも?
またトロミたっぷりにも関わらず、豚はカリッとした食感。しかも衣と豚の脂がジュワっと感じられて非常に美味い。
根菜類もしっかり歯応えがあり、また、玉ねぎの程よい甘味が黒酢(鎮江香醋)の酸味を引き立ててくれる。
しかしこのドロリ濃厚なタレは本当に美味いな。コテッっとした甘酢ではなく、深みのあるコクと旨味、そして芳醇な香りが相まってサッパリとした味がついつい後を引いてしまうよ。もちろんご飯の上に乗せても美味い。
ご飯といえば何も言わずとも山盛りで出てくるのね。
最初は結構な量だと思ったが、黒酢豚もレバニラ炒めも味が良いので山盛りでちょうど良かった。
続いてレバニラ炒め。
味付けは醤油ベースでサラリとしたモノ。レバはしっかり下処理が施され、かつ火を通しすぎていないので血生臭さも無ければパサつき感も皆無。厚みはやや薄め。
たまにボゾボゾしたレバ特有の食感と臭みがあるものがあるが、このお店のレバは熱の入り具合が絶妙で固くなく、しっかり弾力を感じられるものだった。
もちろん、モヤシはシャッキリ感が残り、ニンニクの芽のコリっとした歯ざわりも心地よく、どの野菜もパリッとした歯応えを損なっていないのがイイ。
中華玉子スープは塩味ベース。豆腐や野菜などが入り、薄っすらトロミが付いて滋味のある味わい。付け合せスープにも手を抜かないのは好感が持てる。
最初は名物の「超特大かた焼きそば」を注文する気まんまんだったが、やはり同じ1品でデカ盛りだと食べ飽きそうなのと、違う料理が2品頼めるお得なメニューを見て心代わりたよ。それでいて値段は1,050円。しかもご飯は山盛り。味にもボリュームにも大満足なお店だったよ。