※ひるめし探訪記番外編
食堂「柳ばし」に行ってきた
場所はJR千歳駅から徒歩5分(北海道千歳市東雲町5-46)
千歳川を渡ってすぐの場所にあるのだけど、北海道の人は徒歩5分の距離でも車移動が当たり前らしく店の前には大きな駐車場が完備されている。
というかどこの飲食店も殆ど駐車場あり。さすがは土地が広い北海道。
店内は厨房が丸見えのL字カウンター席と座敷。
柳ばしのメニュー
肉、魚、丼、カレーと一通り揃っているがアルコールの提供はなし。
また本日のオススメや10円小鉢なんてのもあり。
注文したのは「ホッケフライ定食に10円小鉢4つ追加(930円)」
「柳ばし」と言えば生姜醤油で食べるメンチカツが有名だけど、関東ではまず見ないホッケフライにした。
どうやら北海道ではホッケフライはメジャーな揚げ物らしい。
箸で掴んだだけでショリショリと軽い音が鳴る薄い衣はサクッと歯ざわり。
中身のホッケはフワフワというかホクホクした食感で非常に柔らかい。
中骨を外して小骨を取って半身づつのフライ。口の中に小骨が刺さるなんてことは無い。
いわゆる丁寧な下処理が施されている。
さすがは人気店だけあって、そういうところはしっかりしているよね。
もちろん生臭さは皆無。肉厚で食べ応えも抜群。
4つの小鉢は黄「しそ味噌」青「南蛮味噌」白「三升漬」ピンク「ふきのとう味噌」
サイズはミニ。だけど味噌なのでそんなたっぷり食べるものじゃないし、ご飯のお供チョイ足し程度なので問題なし。そもそも10円だもんね。
爽やかなシソの風味と香りの「しそ味噌」はまさに飯泥棒。これは美味い。
シソと味噌がこんなに合うとは思わなかったよ。
ご飯大盛り(100円増し)で注文しても良かったと後悔。
「ふきのとう味噌」は、もっとエグミと苦味が強いと思いきや、ほんのり苦味と甘みが相まったモノ。これもご飯に合うねぇ。
「三升漬けとはなんだろう?」と思いつつも注文したのだけど、これはかなり辛い。
ヒーッと飛び上がる辛さではなく、ヒリヒリとした辛さが口の中に残ってご飯が加速する。
いやこれ美味いわ。ショリっとした食感は大根が入っているのかな?
名前からしてビリッと強烈な刺激があると思った「南蛮味噌」は予想したよりも穏やかな辛さ。その前に食べた三升漬けの辛さが残って麻痺していたのかも。
しかしご当地グルメのホッケフライは美味いな。
辛子を塗ったりじんわりスパイスが効いたソースで食べてみたり、10円味噌で食べても美味い。
なんで関東にはホッケフライが出回っていないのだろう?と調べると「生ホッケの流通が無い」と言うが、普通に地元にあるスーパーLIFEで開きの生ホッケは売ってるのだけどねぇ。
ただ鮮度で言えば間違いなく採れたて北海道に軍配が上がるけど、それでも生で売っているホッケをフライにして食べても問題ないと思うのに不思議だよ。
まぁ生ホッケを買ってきて自宅で揚げれば良い話だが、やっぱり揚げ物は外食で食べたいもんな。