上海ジミーに行ってきた
場所はJR淵野辺駅(北口)より徒歩2分(神奈川県相模原市中央区淵野辺3-5-2)
随分と色褪せた看板だと思ったら、創業1951年とのこと。まさか71年前からずっと同じ看板ということはないだろうけど味ある色合いだよ。
そしてあえて店名を入れていないのもポイント高い。
店内は1階はL字カウンター席。入口の脇に階段があるので2階もあるみたい。
上海ジミーのランチメニュー
名物料理は「牛汁」となっており、その他に100%ビーフハンバーグやインディアンホットカレーライスなど。
ホットカレーの辛さは5段階まで調整できるが「辛いと言って怒るのはお止め下さい」と注意書きあり。
どれだけ辛くして怒られたのか気になるところ。ま、怒るのもお門違いだけどね。
注文したのは「牛汁(大)とライス(中) (1,040円)」
牛汁は大と小で同じサイズの器だけど、大は縁までたっぷり。小は器の溝より下まで。
やはり見た目もボリューム的にも圧倒的に大の方が多いかな。
ライスの中は牛汁の器よりも一回りサイズが大きく量もかなり入っている。一般的な大盛り以上はあるかも?
スープの表面にはギラギラと脂が浮いているのだが、コッテリというよりも意外とサッパリとした塩味。そして牛肉から滲み出た旨味が凄い。
またコク深さと後味に薄っすら甘みもあって味噌のような味わいも感じられる。
じっくりと煮込まれた牛すじは赤身ベースでホグホグとした食感と柔らかさ。
もちろん脂っこさも臭みも皆無。
口の中で肉の繊維質がモキュッと解れた歯応えが何とも言えない美味しさ。
固めに炊かれたライスがスープを吸って更に牛汁の旨さを加速させる。
なるほど、これが淵野辺ソウルフード、いや、ソウル汁なのか。
ついついレンゲを持つ手が止まらなくなってしまったよ。まさしく絶品。
途中、店主さんより「ライスに肉を乗せてタレをかければ牛丼みたいになりますので、お試し下さい」と言われ、タレをかけてもらった。
ちなみにタレは照り焼きソースのモノ。トロリとした粘度と甘みが牛すじに絡まり、確かに牛丼っぽさは出る。
しかし甘みがやや強めなので卓上の紅生姜を添えて食べると、これまた甘さとしょっぱさが相まって非常に美味い。
続いて牛汁に一味唐辛子をパッパ。
ピリッとした辛さが牛汁の旨味と相まって味が引き締まる。
牛すじの中には白い軟骨のようなややコリコリとした歯応えある部位も入っており、様々な食感が楽しめるのが良かった。ただ柔らかいだけでは飽きちゃうからね。
しかし紅生姜はホントに合うな。しょっぱさとシャリシャリした食感が絶妙なアクセントだよ。
ところで動画撮影させて頂いている時に、店主さんが「BGMは消したほうが良いですか?」という心遣いをしてくれるなど、タレのサービスもそうだけど細かなところにも気が付いてくれて有り難かった。
ちなみにyoutubeの場合、店内BGMが著作権法に引っかかって投稿した動画が削除対象になる場合があるんだよな。なので自分は外部音は入れずに編集しているのだけどね。