パキスタン料理の店「ZAIQA K.P.K.（ザイカ）」に行ってきた
- Pakistan restaurant in zama city, kanagawa Japan -
場所は小田急相模原駅（北口）より徒歩15分。相武台駅からも同じく15分で両駅の中間あたり。
目の前にはダイエー相武台店。駐車場が無料なので買物ついでに行くのもあり（神奈川県座間市相模が丘1-40-4）
外観のイメージからちょっと入りにくい雰囲気だけど、店内は明るく、モニターにはアップテンポのインドポップスPVが流れて陽気な感じ。店員さんは日本語が通じます。
店の奥には紫カーテンのかかったテーブル席もあるが大人数パーティー用なのかも。
「ZAIQA（ザイカ） K.P.K.」のメニュー
ランチメニューを見ると、珍しくナンやライスは食べ放題ではないと知る。
ただし土曜日のみは銀色ドームに入った3種のカレー食べ放題を行っており、値段は950円。
そして日曜日はメニューに載っていない「SUNDAY SPECIAL（サンデースペシャル）」として、1,200円（税込）で2種のカレーとナン・ロティ・プーリーが食べ放題。更には塩ラッシーも飲み放題となっていた。
注文したのは「SUNDAY SPECIAL（1,200円）」
目を引く白い骨が入った料理は「パヤ（Paya）」、豆の入った「チャナマサラ（Chana Masala）」、ゴマのかかった「ナン」とその下には「プーリー（poori）」ビーフンのような春雨の様な糸状のものは「パヤサム（Payasam）」となっている。
このパヤサム以外は全て食べ放題。しかも1,200円とは安すぎない？むしろ950円の3種カレー食べ放題よりもお得なのかも？
更にはボトルに入った塩ラッシーまで飲み放題。ただこの塩ラッシーはクセがある。ドロリと甘い濃厚ヨーグルトのラッシーとは別物。なんとなくカルピスっぽいけど甘さは皆無。
しょっぱいまでは行かないけど、言うなればヨーグルトの上澄み（ホエー）みたいな酸っぱさと塩気が混ざった味で非常にサッパリ。
「パヤ（Paya）」
パキスタンの伝統料理（お祭りで出てくる）らしく、羊のすね肉を煮込んだカレースープ。独特なスパイスの味が効いてて獣臭さは皆無。食べ始めは辛さをあまり感じなかったけど後からジワジワくるタイプ。
もう少し辛くても良かった？と思ったが、あまり辛くしすぎると骨から滲み出た旨味が分からなくなりそうなので、これぐらいでちょうど良かった。
また見た目はギラギラ油が浮いてオイリーだが、不思議とクドさや油っこさは無い。
さて、この分厚いすね肉。てっきり皿の上に乗った白骨から削ぎ取ったモノを入れてあるのかと思いきや、この肉もしっかり骨付き。
じっくり煮込まれて骨との身離れも良く、柔らかいゼラチン質のとろぷるした食感。全くクセがなく骨の髄から滲み出たエキスを吸いまくってて美味い！
「チャナマサラ（Chana Masala）」
ひよこ豆のカレーで汁気が少なくトロミあり。ひよこ豆のホコホコした食感、ふんだんに入ったスパイスの香りが漂い、ほのかにトマトの酸味が感じられるもの。
なんとなく豆系のカレー（ダルカレー）は甘いイメージだが、このチャナマサラは汗をかくような辛さではないけど舌がヒリヒリする刺激あり。
店員さんいわく「日本人向けに作ってあるので甘い」と言っており、現地ではもっと辛いし辛いほうが美味いと言っていた。そうかこれで甘いのか。いやいや自分にはこれで十分に辛いですよ。
ナン
ゴマが振ってあるも、かなり硬く千切るのに力がいるためパラパラと落ちてしまった。表面には何も塗られておらず、どちらかというとモサモサした食感。
当然モチモチとかフワフワではない。ただこのモサモサ感は嫌いではない。チャナマサラにつけて食べると辛さが抑えられて良かった。
プーリー（poori）
いわゆる揚げパンなのだが、生地が硬めで千切るときに手がプルプル。ただナンとは違って厚みは薄めの食感パリパリ。ほんのり塩味。
指を見て貰えば分かるけど、揚げパンだけあって全体的に油っぽく手がベタベタ。聞くとカメリアオイルで揚げているとのこと。油っこいも、なぜかチャナマサラよりもオイリーなパヤと一緒に食べるのが合った。
ロティ
ナンやプーリーと比べ、こちらはそれほど硬くないけど食感モサモサ、そして粉々している。小麦の素朴な味が感じられてナンよりも好みかも。
そう言えばインドでは左手は使わずに食べると言うけど、ナンとかどうやって千切るのだろうか？と調べたら、右手の人差し指と中指でナンを押さえ、残りの親指と薬指と小指を使って器用に引っ張りつつ千切って食べるのがマナーなのだそうだ。
ただ別の動画を見たら、ナンを千切るときは普通に両手を使っていたな。でも今度は自分も右手だけでナンを千切るのを試してみよう。
デザートの「パヤサム（Payasam）」
極細ビーフンみたいなものはバーミセリという細麺で、これを牛乳と砂糖で煮込んだモノ。わざわざ厨房からバーミセリを持ってきてくれて感謝です。というか店員さんが料理のことを親切に色々と教えてくれて良かった。
ベットリ濃厚な見た目のパヤサムだが、激甘ということはなく、きな粉の様なふんわりした甘さと味わい。
中には柔らかくなったカシューナッツが入っていて良いアクセントとなっていた。なお、これだけは食べ放題には含まれず。
ナン・ロティはともかく、チャナマサラに羊のすね肉を使ったパヤまで食べ放題とは驚いたな。もちろんお替りをお願いしました（ただ2回目は飾りの白い骨は入っておらず肉のみ）
デザートを除く全てが食べ放題、塩ラッシー飲み放題で1,200円。日曜日限定の「SUNDAY SPECIAL（サンデースペシャル）」はかなりお得だと思った。なので行くなら日曜日がオススメです。
